【新冠】町教委主催の「令和４年度町プラスワンセミナー」で北京五輪女子カーリングの銀メダリスト「ロコ・ソラーレ」の選手たちの講演会が６月28日夜、町レ・コード館で開かれ、約５００人の来場者を前に「応援が秘める力とコミュニケーションが生む力」のテーマで講演した。

　ロコ・ソラーレは「ローカル」と地元の北見市常呂町の「常呂っ子」から「ロコ」と、イタリア語で太陽を意味する「ソラーレ」に由来。常呂町から太陽のように輝きを持ったチームになるよう「太陽の常呂っ子」の意味を込めて名付けられたという。

　この日は、同チームのメンバーのうち、吉田千那美さん（30）が体調不良で欠席となったため、藤沢五月さん（31）、鈴木夕湖さん（30）、吉田夕梨花さん（28）、石崎琴美さん（43）が出演。

応援の力について講演するロコ・ソラーレ

　選手たちは、それぞれの思いやコミュニケ―ションの磨き方、五輪で感じた応援の力、銀メダルを獲得した北京五輪の舞台裏や、試合中も笑顔を絶やさず綿密なコミュニケーションを図るコツなどを語った。

　吉田夕梨花選手は「北京五輪で無観客だったときに、さまざまな形で応援メッセージが届き、応援の力がエネルギーになり力になった」と振り返り、藤沢選手は「大きなミスをした時は、必ず皆で話し合いコミュニケーションを取れば、次につなげられる」、「コミュニケーション力がチームの力になっている」と話した。

　講演会に来ていた地元の中学生は「失敗した時など、みんなで話し合うコミュニケーションが一番大切だと感じた。バレーボールをやっているので、とても参考になった」と話していた。