市政はこだて1000号到達 創刊から72年【函館】
函館市が毎月全戸に配布する広報紙「市政はこだて」が7月1日発行分で通算1000号を迎えた。1950年6月発行の第1号から72年の歴史に、同紙を編集する市企画部広報広聴課の上野祐二課長は「市民にとって重要な情報源として、これからも分かりやすく読みやすい内容を心掛けていきたい」と意気込んでいる。
創刊当初はB4判で月2回ペースで発行。記念すべき第1号は当時の市長、宗藤大陸氏が「市政のあり方を全市民に徹底し、その理解と協力によって明朗にして住み心地のよい大函館市の実現を期せんとする」と記している。その後B4判、タブロイド判、A4判とスタイルを変えながら、市民に必要不可欠な情報に加え、時節に起きた重要な出来事などを紹介し続けてきた。
最新の7月号は、表紙に3日に3年ぶりに開催される函館マラソンの前回(2019年)の写真を掲載。見開きの特集ページでは「市政はこだて 1000号のあゆみ」として、100号ごとのバックナンバーを紹介している。
上野課長は「ホームページ(HP)などインターネットを通じ情報を収集する人が増えているが、高齢者を中心に紙媒体の市政はこだてを活用してくれる人は少なくない。これからも必要な情報を厳選しながら、皆さんに親しまれる広報紙を目指す」と話している。
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