浦河産の白毛馬「アオラキ」【浦河】
浦河町生まれの白毛馬アオラキ(牡2歳)が、3日に函館競馬場で行われる第5レース、メイクデビュー函館(芝1800㍍)でデビューする。真っ白な馬体で早くも競馬ファンの関心を集めており、当日の走りも注目される。
アオラキは浦河町のディアレストクラブ(髙樽秀夫代表)で2020年2月12日に生まれた。母カスタディーヴァは、髙樽代表が海外のセリで購入した白毛馬で、3歳時の17年6月に函館芝2600㍍を勝利。父ゴールドシップも11年7月に函館芝1800㍍を新馬勝ちしており、アオラキも同じ洋芝コースでのデビューとなる。調教師は母馬も管理した田村康仁師(美浦)。
今年4月まで浦河町西舎の競走馬育成トレーニングセンター、ディア・ディア(髙樽優也取締役)でデビューに向け育成が行われた。美浦でゲート試験をクリアした後も、順調に乗り込みが進み、函館競馬場に移動。デビューに向けて準備は整っている。
アオラキに自らも騎乗し育成に携わってきた髙樽取締役は「操縦性の良いタイプで成長過程の中でも背中を使って走れていた。愛嬌のある馬で、人間に対しての信頼関係もあり、早期のデビューにつながった」と話し、「アオラキは愛らしいブルーがかった瞳をしいる。グリーンのターフに真っ白な馬が走る姿を、多くの人に応援していただき、母馬が叶えられなかった夢を引き継いでほしい。まずは無事にゴールしてくれたら」と当日を楽しみにしている。
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