無事故・無違反を誓う【浦河】
7月1日から10月31日までの123日間、日常の運転を通じて無事故・無違反をチームで競う浦河警察署管内(浦河、様似、えりも3町)の「セーフティラリー北海道2022」の出発式が1日、浦河町役場駐車場で行われ、参加者が無事故・無違反での完走を誓った。
浦河地区発祥で全道に広がった交通安全運動。1チーム5人全員が123日間の期間中、無事故・無違反で経過することを競うもの。今年で29年目となる取り組みで、ラリー参加者のみならず、地域住民や事業所全体の交通安全意識高揚を目的に実施している。浦河地区安全運転管理者協会(武田豊会長)などが主催。
昨年は、211チームが参加し、189チームが完走。ラリー完走率は過去最高の89・6%となった。今年は201チーム、964人(6月30日現在)が参加し、事故多発期の安全運転を心掛け、参加者全員の完走を目指す。
新型コロナウイルス感染症の影響により、出発式の開催は3年ぶりとなった。
出発式で武田会長は「このラリーは、浦河地区はもとより北海道全体の交通事故抑止に貢献している。尊い命をまもるため、死亡事故ゼロに向け努力をしていかなければならない。安全運転の心がけで、多くのチームが完走してほしい」と激励。
来賓の佃正広浦河警察署長は「昨年は、全道で14万7000人が参加し、無事故無違反達成率は97・7%と過去最高を達成した」と報告したうえで「期間中の事故防止に向けて、参加者それぞれが声を掛け合いながら交通安全の啓発をお願いする」と呼び掛けた。
最後に、参加者を代表して浦河町教委社会教育課の小田卓朗さんが「交通事故の悲惨さを深く認識し、思いやりのある運転で参加者全員が無事故無違反を達成し、安全で住みよいを地域づくりに貢献することを誓う」と宣言。参加者全員で完走に向けて気を引き締めた。
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