４回目のワクチン接種を受ける町民（音更宏明館病院）

　音更町内の医療機関で１日、対象の町民に対する新型コロナウイルスワクチンの４回目接種が始まった。

　３回目を接種してから５カ月が経過した６０歳以上と、１８歳以上６０歳未満の基礎疾患を有する人、重症化リスクが高いと医師が認めた人の約１万７０００人（医療従事者含む）が対象。町内８医療機関で個別接種のみ実施し、集団接種は行わない。

　この日、音更宏明館病院（藤井宏一院長）では、事前に予約を済ませた対象者（３４人）が午前中から接種に訪れた。ファイザー社製のワクチンを接種した町内在住の無職、高山光雄さん（６５）は「重症化を防ぐのに効果があると聞いたので接種した。とりあえずこれで安心できる」と話していた。

　町保健福祉部健康推進課によると、町内に勤務する医療従事者は６月１７日から先行実施している。それ以外の対象町民には同２０日から接種券を配布し、事前予約を受け付けている。

　４回目接種は、音更宏明館病院、おとふけホームケアクリニック、木野東クリニック、佐治整形外科クリニック、とかち泌尿器科、とかち内科循環器科クリニック、豊川小児科、音更役場前クリニックで実施。

　問い合わせは町コロナ専用ダイヤル（０５７０・０８０・３９６）へ。