【様似】日高信用金庫様似支店（楫川正浩支店長）で６月30日、様似小５年生の職場体験が行われた。

　同信金（本店・浦河町）は創立90周年から継続事業として「日高しんきん杯少年軟式野球大会」や、地元から離れて進学していく子どもたちの財政支援として「学生モニター制度」を実施してきた。昨年４月に１００周年を迎えたことから、地域の未来を担う子どもたちのために、社会見学の一助として営業店での職場体験を実施している。

　この日は様似小５年生23人が様似支店を訪問。２グループにわかれ、１階店内ではＡＴＭなどの機器類見学、２階では本店営業部の業務部業務課、石原彩香さんを講師にお金の重さを勉強。

　麻袋に入った１円（１㌘）×５０００枚や１００円（４・８㌘）×４０００枚のほか、10円（４・５㌘）×４０００枚、５００円（７・１㌘）×２０００枚を実際に手に持ち、あまりの重さに２人がかりで持ち上げる児童もいた。ジュラルミンケースには１０００枚の１万円札が入っており、初めて見る大金に歓喜の声をあげた。

　また、児童から事前に聞いた質問コーナーでは「日高信金は何年にできたか」、「いくつ店があるか」などの質問に石原さんは丁寧に答え、児童たちも熱心にメモを取っていた。

　石原さんは「もし信金に入りたい人がいたらインターンシップなどを利用して、信金の仕事を知ってもらえるとうれしい」と話した。

札束を持ち上げて重量を体感する様似小５年生