厚労省承認の医療機器と藤岡聖子副院長

　藤岡眼科（函館市石川町、藤岡達彦院長）は、眼科と併せ標榜する「美容皮膚科・形成外科」でシミやしわ、たるみなどに効果的な厚生労働省承認の医療機器「ピコレーザー」を導入し注目されている。視力が改善した入院患者の要望に応じ、目の周りに特化した施術など、眼科医ならではの技術を生かした治療を行っている。

　同眼科が導入したピコレーザーは厚労省の認可を受けた最高位の機器で、函館では同眼科のみ。時間単位の一つ、ピコとは１兆分の１秒で作業が早く、肌への衝撃が少ないため、表皮の下にあるシミのもとのメラニンに直接、照射することで肌表面を傷つけずに施術できるのが特長。麻酔クリームを塗布するため、痛みはほとんどなく、翌日からメイクができ、良心的な価格で提供している（自費診療）。

　同眼科は、年間３０００件ほどの手術を実施する中、数日の入院で目がよく見えるようになった患者から「顔のシミ、イボを取ってほしい」との相談が多く、患者のニーズに応えようと２０２０年に開始。①シミや肝斑などに効果的なピコスポット②肌のトーンアップなどが期待できるピコトーニング③肌質改善のピコフラクショナルのほか、眼瞼下垂やイボ切除、逆さまつ毛などの治療にも対応する。また、目周辺に限らず顔全体や全身も可能。藤岡聖子副院長は「『ファンデーションで隠さなくてもいいかな？』という選択肢が増えると、気持ちや表情が明るくなる。ぜひ手伝いをしたい」と話している。

　予約制。予約、問い合わせは同眼科（０１３８・３４・５５５０）へ。