浦河消費者協会と浦河町消費生活センター主催の「第42回消費者の日」が25日、町総合文化会館で開かれ、消費生活関連の啓発やフリーマーケットなどの催しに１５０人が入場しにぎわった。

　５月は消費者月間。30日は消費者保護基本法制定記念日で「消費者の日」として制定し、これにちなみ毎年開催しているイベントだったが、コロナ禍により一昨年、昨年は中止に。今回は３年ぶりの開催となる。

　今年は「考えよう！大人になるとできること、気を付けること～18歳から大人に～」がテーマ。

　フリーマーケットは子ども用のおもちゃや子ども服、婦人服、アクセサリー、雑貨、木工品などの品が並んだ７店のほか、浦河産のアスパラやイチゴ、特別栽培米きたくりん、ななつぼし、地場産野菜の販売に多くの人だかりができ、特にイチゴ20パックは即完売した。

　浦河警察署の「いのちのパネル展」、詐欺電話がきたら「♯９１１０（警察相談電話）」へを呼び掛けるとともに、消費生活相談、行政相談の各コーナー、日高振興局農務課の「食育月間（６月）」パネル展示などの各種啓発コーナーも用意した。また、午前11時半からのパンとかつめし販売は開始前から行列ができ、大盛況だった。

　同協会の小林美代子会長は「（イベントは）みんなが楽しみにしていたと思う。久しぶりのにぎわいが見れてうれしい。これからも今まで通りまではなく規模は縮小していくことになると思うが、行事はやっていきたい」と話していた。

　町消費生活センター・浦河消費者協会（☎２２・６６６７）では、平日午前10時から午後４時まで、消費者関連の相談や問い合わせに応じている。

多くの来場者でにぎわ った消費者の日