根室市内中学歴代最高のタイムを記録した奥山さん

　第２９回北海道ジュニア室内選手権水泳競技大会（道水泳連盟主催）に出場した、アクシス根室（桑田敏彦代表）所属の奥山勧九郎さん（１４）＝光洋中３年＝が、中学生男子５０㍍平泳ぎで、市内中学歴代最高タイムをマークした。

　同大会は１４、１５の両日、野幌総合運動公園総合体育館プールで開催され、５３団体、７４９人が参加。奥山さんは５０㍍と１００㍍の平泳ぎに出場。このうち５０㍍では中学生、高校生など学年区分がない予選は自分の泳ぎを意識し、スタートの反応も良く、理想のレース展開で３２秒３４のタイムで決勝に進出した。

　中学生男子決勝では好スタートから飛び出してそのまま泳ぎ切り、０・２秒差で優勝を逃し２位となったものの、市内中学生の短水路（２５㍍）、長水路（５０㍍）を合わせた歴代最高の３１秒７９を記録。水泳はターンの少ない５０㍍は２５㍍に比べ記録が出にくいと言われており、根室水泳協会に報告した際にも「長水路で根室中学記録を樹立したのはすごい」との声があったという。

奥山さんはコロナ禍で３月まで思うように練習ができず、４月中は「崩れたフォームや体力を戻すことに時間がかかった」と振り返り、６月に控える根室管内中体連（道中体連予選）のほか、第７７回北海道選手権水泳競技大会に向け「良い結果が残せるように頑張りたい」と話していた。