成田山瀧泉寺で提供しているコラボ御朱印と山口さんが描いたイラスト

札幌在住の画家とコラボ

　登別市中登別町の成田山瀧泉寺で、室蘭生まれで札幌在住の画家、山口徳子さんとコラボした御朱印が、完成した。同寺の住職になった山瀬珠香さんの晋山記念として企画。御朱印には一輪の桜が龍に化身した様子が描かれ、早くもファンの注目を集めている。

　４月に山瀬さんが住職となり「寺と自身のシンボルとなる特別な御朱印をつくりたい」と作成を企画。同寺で個展を開催した縁がある山口さんに、瀧から連想した「龍」や、同寺の地下から湧き出る「泉」をテーマとした絵の制作を依頼した。

　山口さんはアクリル画でイラストを描き「龍は珠香さんそのもので、これから起こるたくさんの良きことが、人生の桜吹雪のように美しいものであるように」との願いを込めたという。

　御朱印にはイラストが印刷され、珠香さんが金色で龍 のヒゲを一筆入れた。横には「不動明王」などが書かれており、５月から提供を始めた。一枚千円で、郵送の場合１５００円。

　同寺では昨年からアイヌ文様を取り入れた御朱印も用意している。珠香さんは「前向きになれる新しい御朱印ができた。気張らず、自分らしいお寺にしていけたら」と話した。問い合わせは同寺、電話０１４３・８４局２４３７番へ。