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函館新聞

北斗星スクエアがオープン 現役時代の客車を宿泊所に 茂辺地地区【北斗】

寝台ベッドで現役時代を懐かしむ女性

 【北斗】かつて上野―札幌間を結んだ寝台特急「北斗星」の客室に宿泊できる簡易宿泊所(ゲストハウス)「北斗星スクエア」が22日、市茂辺地3に開業した。オープンに先立ち、運営会社の靑(澤田導俊代表)が内覧会を開き、招待を受けた住民らは現役時代の面影の残る車内を懐かしんだ。

 北斗星スクエアは、7室に14人が宿泊できる客車2両と、2棟に6人が宿泊できるトレーラーハウスで構成。客車は当時のシャワー室や2段ベッドを利用できるほか、1人用B個室「ソロ」やロビーでくつろぐこともできる。午後3時~同5時のチェックイン以外は、スタッフを置かず人件費を圧縮。収益は全額車両の保全・維持に充てる。

 北斗星は15年8月に運行を終えたが、市民有志が地元の観光資源にしようとクラウドファンディング(CF)で資金を集め、2両の保存が実現。北斗星広場としてオープンし、全国から年間1万人超の見学者が訪れたが、新型コロナウイルス禍で休業していた。

 同社は北斗星のゲストハウスとしての再出発に当たり、昨年10月から3000万円を投じ工事を行い、客車の塗装や雨漏りの補修のほか、空調や給排水、公衆無線LAN「Wi―Fi(ワイファイ)」を新たに設置した。澤田代表は「見た目は当時のままで最新の設備を整え、感染対策にも配慮した」と胸を張る。

 将来的には、敷地内でバーベキューやテントサウナなどを楽しめるようにする構想も。池田達雄市長は「北斗がブルートレインファンの聖地になれば」を期待を込めた。

 客車への宿泊(素泊まり)は1人5500円、2人4000円。楽天トラベルのサイトで受け付ける。営業は4月上旬~11月の茂辺地さけまつりまで、冬季は休業する。

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