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苫小牧民報

マザーズ 全店営業再開 鳥インフル臨時休業 「卵の安全性に問題ない」

白老町で鶏卵を使った菓子の製造、販売を手掛けるマザーズ(川上一弘社長)は20日、同町や苫小牧市、札幌市の全4店舗で営業を再開させた。関連養鶏場で鳥インフルエンザが発生し17日から臨時休業しており、本店のマザーズ+(プラス)=同町社台=は、再開を待ちわびた買い物客らでにぎわいを見せている。

営業を再開したマザーズ+=21日午前10時半ごろ、白老町社台

 マザーズ+には21日も午前10時の開店直後から買い物客が次々と訪れ、卵や菓子類を購入していた。苫小牧市住吉町から親子で来店した男性(76)は「卵はいつもここで買う。休業すると聞いて心配していたが、早期に再開できてよかった」と笑顔。厚真町軽舞から友人2人と訪れ、卵50個を購入した女性(72)も「(早期再開には)苦労もあったと思うが、マザーズの卵が好きな買い物客にはうれしい限り」と話した。

 川上社長(62)はホームページ上で「臨時休業直後から多くのお客さまから電話やメールなどで励ましの言葉をいただいた。当面は十分な体制での再開とはならないが、引き続きご愛顧を賜りたい」とコメントした。

 本紙の取材に対し、川上社長は「鶏の殺処分が続く中、営業を再開すべきか葛藤したがたくさんの応援の声に支えられた」と感謝。「仕入れ先を工夫するなどして、何とか再開にこぎ着けることができた」と述べた。

 また、今回、鳥インフルエンザ感染が確認された養鶏場は取引先の一つで、殺処分される52万羽のうち当初受け入れ予定だったのは約7%の3万6000羽ほどだったことも明らかにした。

 同社は別の関連農場の協力により卵の調達にめどが付いたため、早期の営業再開を実現できたと説明。調達先は感染が確認された養鶏場から3キロ以上離れており、いずれも卵や鶏の移動制限区域外で「安全性に問題はない」としている。

 各店の営業時間は平常通り午前10時~午後6時だが4月末まで生卵を使った一部の製品は少なくなるため、数量限定販売とする。

 本店併設の飲食店マザーズたまご館(白老レストラン)は23日午前10時に営業を再開予定。

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