チラシを手に恵風とひろめ荘の連泊プランをＰＲする高島総支配人

　函館市の「ホテル恵風」（恵山岬町）の指定管理者、新道南温泉（西村晴美社長）は２７日から、同社が運営する「ホテル函館ひろめ荘」（大船町）と恵風の双方に宿泊し、世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の大船遺跡、垣ノ島遺跡を見学する「ひろめ荘＆恵風連泊プラン」を実施する。西村社長は「歴史的価値の高い縄文遺跡巡りを楽しみ、函館東海岸地区の豊かな自然と温泉、新鮮な海の幸を満喫してほしい」と話している。

　２０２０年からひろめ荘を運営する同社は、近接する縄文遺跡群に無料送迎バスを運行するなど、世界遺産を生かしたプランを展開。今年度から指定管理者の恵風がひろめ荘からバスで３０分以内に位置するロケーションを生かし、両施設での宿泊と縄文遺跡見学を組み合わせたお得なプランを企画した。

　ひろめ荘は縄文遺跡に加え、周辺に散策が楽しめる森や川が広がる。硫黄泉と重曹泉の源泉かけ流し天然温泉を有し、７～１２月は朝食でのイカ刺し食べ放題も人気を集める。恵風は目の前に「日本の灯台５０選」の恵山岬灯台がそびえ、津軽海峡の絶景を楽しめる。専属シェフによる新鮮な海の幸を使ったコース料理が自慢。

　両施設の総支配人を務める高島優二さんは「悠久の縄文時代に思いをはせながら、それぞれの施設に特長的な自然と温泉、料理を満喫し、ゆったりとぜいたくな時間を過ごしてみては」と利用を呼び掛けている。

　１日５組限定、２泊３日朝夕食付きで１人２万２０００円（１室２人の場合）。１泊目はひろめ荘に宿泊。２日目にバスで移動し縄文遺跡を見学後、恵風に宿泊する。函館市中心部や北斗市、七飯町、森町など近郊２時間以内からは無料送迎バスを運行する。

　宿泊プランに関する問い合わせは、ひろめ荘（０１３８・２５・６１１１）、恵風（同８６・２１２１）へ。