北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

苫小牧民報

日本語学校の校舎完成 来年4月開校目指す 元料亭を改修 和の文化体験も 久恵比寿

回転ずし店「クリッパー」などを展開する久恵比寿(本社苫小牧市、畑中稔社長)が、特定技能ビザ取得を目指す外国人を対象にした日本語学校の開設に向け、市若草町4に校舎を完成させた。元料亭の施設を改修し、教室などを整備した。「HISAE日本語学校とまこまい校」の校名で来年4月に開校したい考えだ。

日本語学校の校舎前に立つ久恵比寿の畑中社長

 特定技能制度は、国が2019年4月に導入。建設業や介護、1次産業、宿泊業、外食業など人手不足が深刻な14業種について外国人の就労を解禁した。人口減少の進展で人材確保が厳しさを増す中で、各業界は同制度に期待を高め、就労を促す日本語学校も増えている。

 苫小牧でも労働人口が減少に向かう中、久恵比寿は、特定技能の外国人が各業界に円滑に受け入れられるよう日本語学校の設立を計画。19年から準備を進め、校舎を完成させた。

 「料亭於久仁」の元施設を活用した校舎は、2階部分に教室やパソコンルーム、図書室、保健室、教員室などを整備。料亭にあった和室も有効利用し、書道や茶道、着付けなど学生に日本の伝統文化を体験してもらう場として使う。

 教育プログラムでは、特定技能コース(2年)と同(1年半)、一般コース(1年)を設け、それぞれ午前の部と午後の部のカリキュラムを用意。就労に向けた資格取得を支援する。定員は60人とし、スタッフは教員を含めて8人程度を予定している。日本語の日常会話などを教えるほか、特定技能のコースでは外食業分野をメインにしたカリキュラムも編成するという。

 畑中社長は「多文化共生の理念を広げる場にもしていきたい。伝統文化の体験や地域との交流を通じて苫小牧を好きになってもらい、このまちを就職先として選んでもらえれば」と意気込みを見せる。

関連記事

名寄新聞

美深町産蜂蜜と福岡県添田町産ユズでクラフトビールを開発【美深】

 美深町商工会青年部(馬場大輔部長)は、美深町産の蜂蜜と姉妹町の福岡県添田町産のユズ(柚子)を使ったクラフトビール「はちみつゆずエール」を開発して製造、5月15日から一般販売を開始する。美深白樺...

十勝毎日新聞

「農家のパスタ店」1周年 育てた野菜、特産も提供【池田】

 道東自動車道の池田インターチェンジを降りて国道274号を本別方面に向かうと、農家の住宅内に3月でオープン1周年を迎えた「道行パスタ店」(池田町信取74ノ1)がある。八木茂美代表(66)は「大勢の...

十勝毎日新聞

地域食堂「つながり」 カレーで笑顔 大然寺で初開催【帯広】

 子どもからお年寄りまで一緒に食事を囲む地域食堂を運営する一般社団法人「つながり」(門義昌代表)は21日、帯広市東5南8の大然寺で初めての食堂を開いた。地域から親子連れら約100人が訪れて、カレー...

十勝毎日新聞

中心街歩行者 目標遠く 藤丸閉店の影響も【帯広】

 帯広市中心市街地活性化協議会(所紀夫会長)が24日、市内の帯広経済センタービルで開かれ、市は市中心市街地活性化基本計画(2020~24年度)の23年度末時点の状況報告などを行った。目標指標の一...

室蘭民報

登別・室蘭空撮「絶景」 志賀さんヘリ体験搭乗【登別・室蘭】

 陸上自衛隊幌別駐屯地主催のヘリコプター体験搭乗が14日、登別市緑町の同駐屯地で行われた。市内外から44人が参加して、同駐屯地から室蘭市の白鳥大橋を折り返す約15分間のフライトを楽しんだ。市内...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス