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釧路新聞

釧根献血善戦”1万人"

 

例年多くの企業や団体が献血に協力している(生命保険協会釧路協会)

 北海道赤十字血液センター釧路事業所(釧路市芦野2の12、桑原昭所長)は、同事業所管内(釧路、根室地域)での2021年度献血実績をまとめた。イオンモール釧路昭和内の献血ルーム閉所の影響で前年度を大きく下回ったものの、移動採血車(献血バス)中心による献血者は1万765人と当初の目標を上回る``善戦、、となった。同事業所は引き続き献血への協力を求める一方、初めて実施した同事業所での献血が好評だったことから、定期的な実施を検討するなど、安定的な血液確保に努める考え。    同事業所によると昨年度の献血者は、前年度の1万6044人に比べ5000人以上減少した。11年8月から住民に利用されていたイオン釧路昭和内の「ふらっと946献血ルーム」が21年1月末で閉所となり、同事業所では同昭和駐車場で毎週日曜に献血を行うなど、釧根地域の企業や役場などを巡回している献血バスの稼働日数を大幅に増やして献血者の確保に努めたが、カバーしきれなかった。

 桑原所長は「それまで献血ルームを利用していた人すべてを吸収できず人数減につながった」と説明しつつ、献血バスでの1日当たりの平均献血者数が36人から46人と大幅に増え、目標の45~50人に達したことを挙げ、「当初目標としていた1万200人を上回ることができた。多くの協力に感謝したい」と語る。

 同事業所は昨年度、献血機会の増加にと初めての試みとして、7月と1月の土曜日2回にわたり、事業所敷地内でバスによる献血を行った。完全予約制で、芦野までの移動が伴うにもかかわらず2日間で140人以上の協力があり、「予想をはるかに上回る方に来ていただき、皆さんの気持ちを感じた。今後は四半期ごとに定期化することも検討したい」と手応えを示している。

 同事業所は今年度の目標を1万700人に掲げ、引き続きバスを中心とした献血活動に取り組む。また、予約すれば1人30分程度で済むことから、予約の利用促進にも力を入れる。

 日本製紙釧路工場の撤退や新型コロナの影響による巡回先の減少、少子高齢者による献血対象者(16~69歳)の減少など献血をめぐる環境は厳しい。さらに、4月など新年度当初は例年献血が少ないため、桑原所長は「大学へのバス巡回などを通じて若者の献血を増やしたい。年に1回だけという人も多いので、複数回にしていただける働き掛けもしたい」とさらなる協力を求めている。

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