【新ひだか】町長選挙と同日程で行われた町議会議員（定数16）選挙は、現職12人と新人４人、元議員１人が立候補し、現職12人と新人３人、元議員が当選。18日に役場静内庁舎で当選証書を受け取った。任期は23日から２０２６年４月22日まで。

　トップ当選は木内達夫氏（69）＝無所属＝が１０４１票を獲得し、２位に２０３票差をつけた。木内氏は「選挙戦になったことは、議員として町民から評価を受ける機会となる。町民の声を行政に届けることが大事。町民の皆さんの声を聞き、感じとり、まちづくりに活かしたい」と抱負。無投票当選で町長となる大野克之氏については「１期４年間は、積み残された課題や懸案事項を実現してきた。これからの４年間は大野町政としての、新しい町づくりや人づくりなどの政策の取り組みに期待したい」と話していた。

　新人の橋本靖史氏（40）＝無所属＝は８２５票を獲得し「皆さんの町政への不満や期待の声を多く聞くことができた。これからしっかりと勉強して、議員活動を積極的に取り組みたい」、大川勝也氏（49）＝無所属＝は６２２票を獲得し「以前と比べ、選挙啓発での人出が少なく感じた。これから勉強しながら、障がいのある子どもたちが明るく生活できるよう、福祉や障害者政策に取り組み、町民の声を届けたい」とそれぞれ話した。落選した候補者は新人で無所属の池田繁氏（46）。

　17日の町議選の投票者数は１万５２１人、期日前投票は３５０３人（静内会場２８７７人、三石会場６２６人）、投票率は58・82％（前回73・23％）で前回を14・41ポイント下回った。

　今後は、第１回会派代表者会議を26日に開催。選挙後初の町議会臨時会は５月10日を予定しており、正副議長や各委員長を決定する。

佐藤雅裕委員長から当選証書を受け取る新人の橋本氏（右）