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函館新聞

函館市電21年度乗降客、前年度比4%増もコロナ禍前には遠く【函館】

コロナ禍の影響で乗客数の苦戦が続く函館市電

 函館市企業局交通部によると、函館市電の2021年度の乗客数は前年度比4・1%増の347万4783人(速報値)だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響は2年目の同年度も色濃く現れ、コロナ禍前に例年記録していた500万人超えには遠く及ばなかった。

 3月の乗客数は前年同期比約10%増の29万6869人(同)。卒業旅行などの増加で利用が伸びたという。ただ、コロナ禍以前は国内旅行に加え、インバウンド(外国人旅行客)の観光需要増ですべての月で40万人を下回ることはなかったことから、回復には至っていない。

 21年度は、市内の感染状況が落ち着いていた12月は前年同月比11・2%増36万4502人で年度内最多となった。一方、感染者が1日当たり200人を超えた日もあった2月は同4・4%増の21万7993人と伸びたものの年度内で最も少なくなった。9~11月は20年度に「GOTOトラベル」などの観光需要喚起策があった影響で、前年より各月20%前後の減少となった。

 長引くコロナの状況で、21年度の当初は輸送人員350万人超えを目指していたが、3万人余り及ばなかった。同部は「オミクロン株に置き換わり、今年に入ってからは利用者数が特に伸びなかった」と振り返る。

 同部はコロナ禍で積極的な利用促進PRができない現状に苦慮しながらも、基本的な感染症対策を講じながら「市民や観光客らに安心して利用してもらえるよう努力していきたい」と話している。

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