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函館新聞

今年も宴会禁止や飲食自粛要請 道南各地のサクラの名所【函館】

満開になったものの夜間の電飾はなく飲食する人が見られなかった五稜郭公園(昨年5月)

 サクラ前線が間もなく北海道に到達し、22日には函館でも開花する予想になっている。今年も新型コロナウイルス禍での花見となり、道南の花見スポットでは宴会の禁止や飲食の自粛要請を行う自治体がほとんど。感染リスクの高まる行動を避けながら、花を見る静かな春になりそうだ。

 函館市が管理する花見スポットのうち、函館公園、五稜郭公園は16日から5月15日まで火気の使用不可、飲酒、宴会、食べ歩きを禁じる。ライトアップなどの電飾は実施しない。作年、実証実験として12の露店が並んだ函館公園の中央広場には、3年ぶりに30店舗が正規出店する。昭和公園、見晴公園、市民の森、高松展望広場でも期間中、火気の使用はできず、飲酒、宴会、食べ歩きは禁止となる。

 このほか、笹流ダム前広場とダム公園は16日から5月29日まで火気の使用ができず、飲酒、宴会、食べ歩きは禁止とする。市公園河川管理課は「公園で花見を楽しむ場合は、空いた時間や場所を選び、少人数で長時間滞在せず、すれ違う際は距離を取るなどマナーを守ってほしい」と呼び掛けている。

 北斗市観光協会は「北斗桜回廊」(28日~5月8日)について、期間中の入場制限などは行わないが、会場のうち法亀寺(向野)は、シダレザクラのライトアップ時間を他の会場より30分短縮するほか、会場を一方通行とし、観客には手指の消毒などの協力を求める。

 29日~5月8日に森町の青葉ケ丘公園で開かれる「第73回もりまち桜まつり」は、入り口を1カ所に制限し、検温と手指消毒の徹底を呼び掛ける。会場内には焼き鳥や揚げ物などの露店が6店並ぶ予定で、順路に沿って購入が可能。飲食は限られた場所のみに制限し、持ち込みは禁止。まつり期間外は飲食などの制限は設けないが、火気の使用はできない。

 松前観光協会は23日~5月8日に「第74回松前さくらまつり」を開催。コロナ対策は浸透しているとし、検温や記名などは行わず、松前公園入り口に消毒液を設置し、来場者向けに注意喚起の看板を設置する。公園内は、片側一方通行を推奨し、飲食場所を指定。期間中、松前藩復領200年記念事業などを実施し、イベントでの集客で地域経済の回復を目指す。

 桧山管内では、厚沢部町に春を告げる祭りとして親しまれる「館城跡まつり」(5月開催)が、3年連続の中止。箱館戦争を再現した「館戦争行列」などを行い、2019年は700人が来場した。

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