函館駅前花いっぱい業務、西部地区と一体で整備【函館】
函館市は、多くの観光客や市民を楽しませているJR函館駅前の花壇整備事業を今年も進めている。今年度から駅前花壇のほか、開港通り、ベイエリア周辺など事業対象地区を拡大。花と緑による連続性のある都市空間とし、「ガーデンシティ函館」の形成につなげる。18日頃から花植え作業を始め、大型連休前には鮮やかな花が街を彩る。
市の函館駅前・西部地区花いっぱい業務。今年度からの3カ年の委託先は引き続き、桔梗造園(山本久明社長)とNPO法人「スプリングボードユニティ21」(折谷久美子理事長)の事業体に決まった。業務委託料は約7100万円。
今回のテーマは「五感で楽しむナチュラル花壇」。駅前では、花壇ごとの色彩を同系色にすることで、同じ種類でも花色の違いを楽しめ、何度でも足を運びたくなる工夫を凝らす。八幡坂から赤レンガ倉庫沿いの末広6号線、朝市周辺道路を通り駅前に至るルートにも色鮮やかなフラワーポットを設置し、花を眺めながら散策を楽しんでもらう考え。
花壇造りには、廃材などを再利用し、夜間のライトアップにはソーラー発電も取り入れるなど環境にも配慮。また、食用になるハーブ苗を植え込み、見て、触れ、食べ、香りも楽しんでもらう場所を目指す。初夏まではパンジーやチューリップなど、夏季はラベンダーやバラなど多彩な種類が間断なく咲き誇る。
2012年度の事業開始当初から携わっている桔梗造園の山本かおる取締役は「観光客だけではなく、市民の皆さまからも『駅前の花壇を楽しみにしている』という声をもらい、とてもやりがいがある。花や緑に興味を持ってくれる人が増えるよう今年も頑張って整備したい」と話す。
市内各地で幅広く花植え活動に取り組む同NPOの折谷理事長は「駅前は函館の顔とも言える存在。新型コロナウイルス禍が収束し観光客が戻ってくることを願いながら、しっかりと花壇の準備をしていきたい」と話している。
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