１３年ぶりの大舞台へ意気込む函館ポプラ

　３０日に札幌ドームで開幕する少年野球のファイターズベースボールチャンピオンシップＵ―１２（ファイターズスポーツ＆エンターテイメント、北海道日本ハムファイターズ主催）に、渡島代表として函館ポプラが出場する。第１回大会以来１３年ぶりの大舞台となり、選手たちは道内の強敵撃破へ闘志を燃やす。

　７月の渡島地区大会は快進撃を見せ、決勝では難敵・北浜に打ち勝って代表権をつかんだ。

　函館選抜や桧山選抜など強い相手と練習試合をこなし、全道大会を見据えながら着々と準備を進めてきた。鈴木大牙主将（６年）、竹内夢維斗（同）、川口逞海（同）ら投手陣を軸に守備は徐々に安定。大会前にはランナーを付けながら内野の動きに加え、外野の位置、打球処理を重点的に確認した。

　打撃は速球に対応できるようにコーチ陣の投げた球を打ち込んで対応力を養った。大舞台でも中軸に座る鈴木主将、渡部楓（同）、小田寛太（同）を中心に持ち前の勝負強さを発揮したいところだ。

　竹内拓哉監督は「守りは徐々に安定してきたが、心配なのは打撃。全体的に速い球にどれだけタイミングを合わせてつないでいけるか。ランナーが溜まったときに鋭い打球に期待したい。渡島３６チームの気持ちを背負い、代表として恥ずかしい試合はできない。全力で思いをぶつけたい」と力を込める。

　けん引する鈴木主将は「声が出ていて、良い雰囲気で臨めそう。守備は確率、精度を上げてきたし、打撃も速球についていけるように頑張りたい。優勝を目標にまずはしっかりと守って良い流れでプレーしたい」と頼もしく語った。