ガントリークレーン東港に4基目着岸 12月下旬完成、供用開始へ
苫小牧港・東港国際コンテナターミナルに27日午前、4基目のガントリークレーンが着岸した。総事業費は約10億円。30日に作業船から岸壁へ移動させ、組み立て工事や試運転などを経て、12月下旬の完成、供用開始を目指している。
苫小牧港管理組合によると、ガントリークレーンの製造者はJFEエンジニアリング。地上から水平方向の柱までの高さが37・8メートル、幅16メートル。腕に当たるブームの長さは43・6メートルで、貨物を垂直に移動できる範囲の揚程は44メートル。つり上げ荷重は48・2トンで、コンテナを5段積む貨物船に対応している。
同港国際コンテナターミナルのガントリークレーンは現在3基だが、船舶との接触事故や故障が発生すると稼働する台数が減り、荷役に影響が出ていた。
同組合は「4号機を設置して、荷役の安定稼働を図りたい」としている。