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十勝毎日新聞

健康育む“まちの保健室” 「omoto」1日オープン【帯広】

 訪問看護・介護サービスを展開する一般社団法人「看(か)しずく」(帯広市、横濱由奈代表理事)は、健康をテーマとした複合施設を帯広市西2南18に構える。同法人の事務所のほか、美容や整体、歯のホワイトニングなどのテナントが入居し、会員制のコワーキングスペース(共同利用型の仕事空間)も設ける。横濱さんは「気軽に寄って健康相談ができる『まちの保健室』のような場所にしたい」と話している。11月1日のオープンに向けて内覧会を行っている。

複合施設(後ろ)を開設する横濱さん(左から3人目)とテナント入居のメンバー。左から小林さん、福村さん、太田さん

 施設名は「omoto(おもと)」で、観葉植物で縁起の良い万年青(おもと)が由来。反対から読むと「お供」で、同法人のイメージにも関連している。建物は新築木造2階建て。1階のコワーキングスペースは大きな窓と、白を基調とした開放的な空間が特徴。

 入居するテナントは、医療・福祉系の有資格者が運営。看護師の横濱さんによる、肌のたるみを改善する「ハイフ」の専門院「Grace Cure」、理学療法士による腰痛専門整体院「ルーツケア」(太田晋太郎代表)と、肩こり専門整体院「欅~けやき~」(小林俊勝代表)、歯科衛生士によるセルフホワイトニングサロン「TOTONOU」(福村陽オーナー)の4店舗。「健康寿命を延ばすこと」が共通テーマで、「病気になってからではなく、健康でいるための予防に関心を持ってほしい」(横濱さん)とする。

 病院勤務から独立する小林さんは「漠然と独立したいとの思いがあり、背中を押してもらった。同じ業種の太田さんもいるので心強い」。歯科衛生士の福村さんは「ホワイトニングだけでなく、乳幼児から口の健康を考える『口育』にも力を入れたい」と話す。

 看しずくは2016年に設立。病院内の付き添いや買い物代行など患者に寄り添う介護保険適用外サービスも担い、近年は在宅でのカルテ記入代行事業など、看護師資格を持つ子育て世代が働ける環境を整えてきた。複合施設の開設は横濱さんの念願で「テナントのメンバーには、仕事を通じて自分らしく生きるお手伝いがしたい。今後は高齢者サロンや子どもが集まる場も企画したい」と話す。

 内覧会は31日まで(要事前予約)。予約・問い合わせは看しずく(0155・67・0275)へ。11月6、7日の午後2時~同6時には施設やテナントの説明会を行う(予約不要、出入り自由)。

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