地ビール量、昨年の倍 わかさいも本舗、12月販売へ【登別】
登別産ホップの割合増やす
登別産ホップを使った地ビール製造が本格化してきた。わかさいも本舗地ビール工場(中登別町)が21日、仕込みを開始したが、今年は登別産の割合を増やした上で、昨年の倍となる1600リットルを造る計画だ。12月に完成、販売される見通し。
商品名は「NUPURPET PALE ALE(ヌプルペッ ペール エール)」。登別産ホップ研究会が9月初旬に札内町の私有地で、昨年の3倍となる52キロを収穫した。
一定の収量があったことで、使用する登別産ホップの割合を増すことができた。昨年は約30%だったが、今年は55%に増強。上富良野産を加えてビールを完成させ、瓶や樽などに詰めて出荷される見通し。
研究会メンバーでもある柴田泰彦工場長は「今年は生育が良く、香りや苦味が良い。上富良野産は苦味が少ないと聞いているので、登別産と合わせると楽しみな味わいになる。昨年以上の味を目指したい」と話した。
仕込み作業初日は、麦汁を煮沸した後、ネットに入れた乾燥ホップを投入した。きょう22日も続けられ、発酵、熟成を経て逸品に仕上げる。
販売はわかさいも本舗登別本店、登別東店のほか、一部市内飲食店でも提供される予定。市のふるさと納税返礼品にも活用される計画で、オリジナルのコップがセットになる予定。
また、同社では登別産ホップを用いたスイーツも試作しており、来年には完成するという。
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