ビート大量、甘い香り 北海道糖業、製糖作業スタート【伊達】
製糖の北海道糖業道南製糖所(伊達市館山下町、林浩一所長)は15日から、今季の製糖作業を開始した。ビートを満載したトラックが連日到着しており、平年並みの26万5千トンの受け入れを予定。2月中旬まで24時間体制で操業する。
同製糖所は、胆振、日高、渡島、桧山、石狩、後志で収穫されたビートを原料に、「ほのぼの印」ブランドのグラニュー糖や上白糖などを製造している。
今季は7月が干ばつ傾向で生育が懸念されたが、8月の降雨で回復し糖度も16~17度に。中村共晶総務課長は「前年度をやや上回る4万4千トンの砂糖生産を見込んでいます」と話している。
製糖作業は同社と関連会社合わせて約200人が交代勤務しながら行われている。ピーク時は1日で5千~6千トンの原料を受け入れる。20日も石狩方面からのトラックが到着し、大型貯蔵施設のビートビンに荷降ろし。ベルトコンベヤーで工場内に運ばれていた。
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