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室蘭民報

洪水や土砂災害、噴火への備えを 長和地区で宇井北大名誉教授、防災講演【伊達】

長和地区の災害リスクを説明する宇井さん

 伊達市長和地区防災講演会が15日夜、長和地区コミュニティーセンターで開かれ、市防災アドバイザーで北海道大学名誉教授の宇井忠英さん(NPO環境防災総合政策研究機構理事)が洪水や土砂災害、津波、噴火への備えを住民に解説した。

 市が年3回程度実施している防災講演会の一環。2000年有珠山噴火では避難指示区域となり、住民の多くが避難所生活を余儀なくされていることから、同地区で開催した。地域住民20人が出席した。

 宇井さんは、長流川の氾濫と土砂災害について今年2月に全戸配布された洪水ハザードマップを基に説明。土石流警戒区域の表示について「道庁と地元が協議して指定している。警戒区域の色が途切れ途切れになっているが、崩れやすい地形が続いている場所はリスクがある」と注意を促した。

 噴火に関しては、地層調査で過去に高温の噴出物である火砕流や火砕サージが、長和地区に到達していることを紹介。「貴重品や常備薬などのチェックリストを作り、万が一の際にはバックパックに入れて避難して」と呼び掛けた。

 住民からは「行政からの情報を受けられるワイラジオを日ごろから聞くようにするべきだ」との意見もあった。

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