洪水や土砂災害、噴火への備えを 長和地区で宇井北大名誉教授、防災講演【伊達】
伊達市長和地区防災講演会が15日夜、長和地区コミュニティーセンターで開かれ、市防災アドバイザーで北海道大学名誉教授の宇井忠英さん(NPO環境防災総合政策研究機構理事)が洪水や土砂災害、津波、噴火への備えを住民に解説した。
市が年3回程度実施している防災講演会の一環。2000年有珠山噴火では避難指示区域となり、住民の多くが避難所生活を余儀なくされていることから、同地区で開催した。地域住民20人が出席した。
宇井さんは、長流川の氾濫と土砂災害について今年2月に全戸配布された洪水ハザードマップを基に説明。土石流警戒区域の表示について「道庁と地元が協議して指定している。警戒区域の色が途切れ途切れになっているが、崩れやすい地形が続いている場所はリスクがある」と注意を促した。
噴火に関しては、地層調査で過去に高温の噴出物である火砕流や火砕サージが、長和地区に到達していることを紹介。「貴重品や常備薬などのチェックリストを作り、万が一の際にはバックパックに入れて避難して」と呼び掛けた。
住民からは「行政からの情報を受けられるワイラジオを日ごろから聞くようにするべきだ」との意見もあった。
関連記事
樽前アートフォトコンテスト受賞 金賞に小田嶋さんの作品「待合室」
苫小牧市樽前地区の魅力を写真で伝える「樽前アートフォトコンテスト2023」(実行委員会主催)は、市内外から作品171点が寄せられ、最高位の金賞に市内錦岡の小田嶋清幸さん(72)が撮影した「待合室」...
金額 2年ぶり前年割れ 秋サケの記録的不漁響く 苫小牧市23年
苫小牧市は2023年の市内漁業統計(速報値)をまとめた。魚介類の漁獲量は前年比5・2%減の6060トン、漁獲高は4・2%減の18億8500万円(100万円未満は切り捨て)。秋サケの記録的な不漁が響...
室蘭商工会議所創立100周年 百寿の節目盛り上げ、交流フェスタなど事業多..
室蘭商工会議所(中田孔幸会頭)は今年、創立100周年を迎える。99周年の白寿だった昨年は、無料循環バスの運行やスタンプラリーなどを中島地区で開催して、地域循環の手法を整えてにぎわいづくりに臨ん...
「メレンゲクッキー」登場、地元名産「藍」を使用 伊達高等養護とシャトンが..
伊達の名産「藍」を活用し地域と交流を深める伊達高等養護学校(吉野隆宏校長)は、山下町の洋菓子店スイーツショップシャトン(西村聡美店長)とコラボし「藍のメレンゲクッキー」を商品化した。西村店長は...
最新技術で災害に強く 工学院生、登別のまちづくり検討【登別】
減災ドローンや仮想空間を活用 北海道大学公共政策大学院による「防災・減災・レジリエンス ウインタースクール」が、登別市札内町の日本工学院北海道専門学校で行われた。情報処理科・ITスペシャリスト...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
函館山山頂展望台の混雑解消、魅力向上へ 市が新年度から取り組み【函館】
2速度取り締まり新車両「レーダーパトカー」 広範囲を検知【十勝】
3来月からチーズ製造開始 弟子屈の工房、オープニングセレモニー【弟子屈】
4町内初のローソン開店へ Aコープ上厚真店跡に進出 住民ら歓迎 イベントも 厚真
5丹頂市場 来月6日新装開店 カフェや炉端楽しんで【釧路市】
-
1
函館山山頂展望台の混雑解消、魅力向上へ 市が新年度から取り組み【函館】
2虎杖浜ホテル、2日改装オープン 温泉棟新築/休憩所に琉球畳【白老】
3ウイスキー「立春」充填作業開始【厚岸】
4五稜郭病院、道南初のIBDセンター開設 炎症性腸疾患の患者に対応【函館】
5各地の逸品、人気 グリンデパート「うまいもの市」【室蘭】