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自由訪問の継続に危機感 第4陣は上陸1カ所のみ【根室】
根室新聞 - 2017/07/17 18:12
15日に国後島オタトミ浜で行った慰霊祭の様子=千島歯舞諸島居住者連盟提供
 北方領土の元島民がふるさとを訪れる自由訪問の第4陣(野口繁正団長、51人)が16日、訪問地減のため日程を一日短縮して根室港へ戻った。予定していた4カ所のうち、国後島オタトミ以外の全ての地域でロシア側が上陸を許可せず、野口団長(75)=札幌市=は「訪問地が減れば参加者も減る。そうなれば今後続けていくことができるだろうか」と自由訪問自体の継続に危機感をあらわにした。

 一行は元島民ら40人、同行者11人の計51人で、最高齢は82歳、最年少は13歳。当初訪問を予定していたブニ、古丹消、ハッチャスの上陸許可が下りず、ふるさとへ行けないと知った出身者ら団員のキャンセルが相次ぎ、出発前日から団員は7人減り、一日短縮が決まっていた。

 帰港後の記者会見で、野口団長は、「1カ所だけでも上陸でき、時間をかけてたっぷりふるさとの地を踏めたことは救い」と話したが、やはり他地域の訪問を楽しみにしていた団員には不満が残ったという。

 唯一上陸できたオタトミでは、平成11年に墓地に建てた標柱周辺の草を刈り慰霊祭を行ったほか、希望者を募って東沸湖の見える丘へ移動。元島民らはふるさとの光景を目に焼きつけ、船に戻った。

 ブニと古丹消の沖合でそれぞれ洋上慰霊祭を行ったほか、ハッチャスは近くの米戸賀に出身者がいたため、米戸賀沖に切り替えて洋上慰霊祭を実施。ここに兄2人と姉1人が眠る初参加の岩松曻副団長(77)=標津町=は、「私たちのふるさとだと思うと、涙が出る思いだった。上陸できればいいのに」と残念がっていた。

 今年度の自由訪問は、第1陣が国後島のニキシロ、瀬石、東沸の全てでロシア側が上陸を拒否。第2陣は色丹島の斜古丹、チボイなど5カ所を予定していたが悪天候で中止。第3陣は悪天候で択捉島ウエンバフコツ、内保の上陸を断念、丹根萌のみの上陸となっており、参加団員が望む地域を訪問できていない状況だ。

 野口団長は「悪天候はともかく、入域許可についてはこの一年でロシア側の対応が厳しくなっている印象。(6月に中止となった)日本語講師の教材没収をみても、悪意ともとれる」と遺憾を示すとともに、千島歯舞諸島居住者連盟の役員としても「今後も続けていくには、何か方策を考えていかねばならない」と話している。
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