北海道ニュースリンクHOME  >  NEWS  >  函館大火から83年 …
函館大火から83年 村瀬さん「悲劇伝えたい」【函館】
函館新聞 - 2017/03/21 10:40
「函館大火の記憶を語り継ぐことが必要」と訴える、村瀬さん
「80年以上経った今でも、あの日の出来事はしっかりと記憶に焼き付いている。若い世代にも大火の悲劇をあらためて知ってもらいたい」と話すのは、12歳の時に1934(昭和9)年の函館大火に被災した、函館市千歳町の村瀬幸雄さん(95)。毎年3月21日には、現在の自宅の目の前にある函館市慰霊堂(大森町33)での函館大火慰霊祭に出席し、祈りを捧げている。

 旅館業を営んでいた両親と兄弟5人で若松町に住んでいた村瀬さん。大火の当日は父親と一緒に松風町の映画館に出かけたが、凄まじい強風が吹き荒れていたため、午後6時ごろに自宅兼旅館に引き返したという。

 それから約1時間後の午後6時53分に住吉町方向から最初の火の手が上がると、風にあおられあっという間に燃え広がった。「馬車や手押し車に荷物を積んでたくさんの人たちが避難してきた。旅館には父親と長兄が残り、母親と私を含む4人の兄弟で海岸町方面に避難した」。この避難経路が幸いした。海岸町方面には石油タンクなどがあり二次災害の危険もあったが、風向きの変化を感じた父親が避難を指示。結果的に反対側の大森浜方面一体が炎に包まれ、大勢の被害者を生むことになった。

 「冷え込みの厳しい中、不安な気持ちのまま屋外で一晩過ごした。翌日旅館に戻ったが、奇跡的に500メートル手前で火の手がそれて、父と兄、従業員らも全員無事だったのはうれしかった」と振り返る。しかし函館の中心部の惨状は衝撃的で、特に亀田川にかかる橋が落ちて逃げ場を失って多くの人たちが溺死した様子は今でも忘れられないという。

 その後、わずか数年で奇跡的な復興を遂げた函館の町。村瀬さんは「あの大火を教訓に、グリーンベルトなどさまざまな防災対策が施されたことを理解してほしい。ここ最近は、大火慰霊祭に訪れる市民も少なくなっている。多くの人たちに関心を持ってもらえるように、大火の悲劇はしっかりと語り継いでいきたい」と訴える。



[函館新聞]-最近の話題
IT企業「ハヤブサ」開所 AI技術水産加工業に【函館】(2017/05/27)
「カール」販売中止に惜しむ声【函館 北斗】(2017/05/27)
パラ夏合宿が正式決定 函館で初【函館】(2017/05/26)
ペリーが持ち帰った函館の紫木蓮、今も米国で咲き誇る【函館】(2017/05/26)
大門に低価格ホテル19年夏開業函館駅周辺で競争過熱【函館】(2017/05/25)
2016年度観光客数 過去最多の560万7000人【函館】(2017/05/25)
濁川「温泉市」15年の活動に幕 6月25日まで開催【森】(2017/05/24)
被災地支援 五稜郭駅前、期間限定カキ小屋オープン【函館】(2017/05/24)
ニシンのぼり「桜の海」泳ぐ【江差】(2017/05/23)
シエスタ開業1カ月 Gスクエア9万人来場【函館】(2017/05/23)
まとめ買いやリピーターなど注目度が高まっている登別の物産コーナー=提供写真
↑最近の写真
特集・道の駅
近年の高波など影響 姿消す苫小牧・弁天の「海浜植物」

石油コンビナート火災に対応 専門の消防部隊配備【苫小牧】

温泉チーズまろやか モールウォッシュ食べごろ【音更】

「ピングー」10周年 子育てママ 手話で交流【十勝】

運動会へGO 快適シート、オードブル人気【帯広】

町職員対象に有珠山の噴火災害に備え研修会【壮瞥】

サンクスがファミマへ転換、西胆振初のオープン【伊達】

IT企業「ハヤブサ」開所 AI技術水産加工業に【函館】

「カール」販売中止に惜しむ声【函館 北斗】

道教育大生が牧場で体験実習【釧路】

室蘭清水丘高吹奏楽団が28日定期演奏会【室蘭】

室蘭市内トップ切り喜門岱小が27日運動会【室蘭】

登別駅前で28日に漁協青年部の朝市開催【登別】

高山寺の国宝解説、27日ふくろう文庫美術講座【室蘭】

活センで天然顔料の染め絵・イラスト展始まる【室蘭】

室蘭地方 つり情報

千歳川、風のない暖かい日が狙い時

十勝からの情報(5月21日ごろ)

釧路、根室の情報

室蘭地方 つり情報

登別の推奨品を埼玉でPR、北海道物産展注目集める【登別】

真っ赤に熟し甘い香り…イチゴ直売所が続々開店【豊浦】

フェニックス洞爺クラブの春限定ランチ好評【洞爺湖】

ほっとな~るでタイ料理店が開店、初日から盛況【室蘭】

蒸しパン屋「まるぱん」が開店、追加分も完売【室蘭】

根室新聞(113)

室蘭民報(784)

名寄新聞(67)

北海民友新聞(1)

日刊留萌新聞(19)

日高報知新聞(169)

函館新聞(206)

苫小牧民報(218)

釧路新聞(91)

十勝毎日新聞(331)

>>> 全国郷土紙連合 
[お問い合わせ]
十勝毎日新聞社
〒080-8688 北海道帯広市東1条南8丁目2 電話(代表)0155-22-2121 ファックス 0155-25-2700
center@kachimai.co.jp (十勝毎日新聞社編集局)